入浴剤の選び方。体調や悩みに合わせたバスタイムのすすめ

はじめに

毎日の入浴は、体を温めるだけでなく、血行を促し、筋肉をゆるめ、心までほっとさせてくれる大切な時間です。

もちろん、お湯に浸かるだけでも得られる効果はありますが、そこに入浴剤をプラスすることで、ケアの幅がもう一歩深まります。
気分や体調に合わせて選べば、お風呂の時間が、より自分に合ったケアの場に。
今回のコラムでは、入浴剤のタイプ別の特徴や、悩みに応じた選び方、季節に合わせた活用方法をご紹介します。

お風呂がもたらす、からだと心への効果

湯船にゆっくりと浸かる時間は、毎日のなかで体と心の緊張をほどく貴重なひととき。
お湯の温かさには、思っている以上にさまざまな健康効果があります。

  • 血行促進
  • 筋肉の緊張をゆるめる
  • 自律神経を整える
  • 心のリセットタイム

血行促進

お湯に浸かることで体温が上がり、全身の血流がスムーズになります。
血行が良くなることで、肩こりや冷えの改善、代謝アップにもつながります。

筋肉の緊張をゆるめる

温熱効果によって、固くなった筋肉がやわらぎ、こわばりがほぐれやすくなります。
疲労回復やだるさの軽減にも効果的です。

自律神経を整える

ゆったりとした呼吸でお湯に浸かることで、副交感神経が優位になり、リラックスモードへ。
気持ちが落ち着き、睡眠の質の向上にもつながります。

心のリセットタイム

一日の終わりにお湯に包まれる時間は、思考や感情をやわらげ、気持ちをリセットするきっかけにも。
心のオンとオフを切り替えるスイッチとしても、お風呂は大きな役割を果たしてくれます。

入浴剤のタイプと特徴

入浴そのものにもさまざまな効果がありますが、それをさらに高めてくれるのが、入浴剤の役割です。
成分の違いによって、体へのはたらきも異なります。
ここでは、入浴剤の代表的な4つのタイプと、それぞれの特徴をご紹介します。

  • 無機塩類系
  • 薬用植物系
  • 炭酸ガス系
  • 保湿・スキンケア系

無機塩類系(例:バスソルト、エプソムソルトなど)

温泉成分として知られる、硫酸マグネシウム(エプソムソルト)や塩化ナトリウム(岩塩)などの無機塩を含むタイプです。
お湯に溶けることで温浴効果を高め、発汗を促すといった働きがあります。

薬用植物系(例:バスクリン薬湯シリーズ、ツムラのバスハーブなど)

生薬や和漢植物など、自然由来の成分を配合したタイプです。
成分はそれぞれに異なりますが、血行を促進したり、肌荒れを防いだりと、植物の力で体に働きかけます。
医薬部外品として販売されているものも多く、薬草の香りや色合いが特徴です。

炭酸ガス系(例:バブなど)

お湯に入れると炭酸ガス(二酸化炭素)が発生し、皮膚から吸収されることで血行を促進します。
発泡による微細な泡が肌をやさしく包み込み、温まりやすくなるという特徴があります。
多くの製品が短時間でもしっかり温まるよう設計されています。

保湿・スキンケア系(例:ミノン、キュレルなど)

保湿成分(セラミド、植物性オイルなど)を含み、乾燥や肌荒れを防ぐ目的で使われるタイプです。
無香料・低刺激処方のものが多く、敏感肌の方でも使いやすい設計になっています。
とろみのある湯質や、肌にしっとり残る感触が特徴です。


※入浴剤は、ここでご紹介したようにタイプで大きく分けることができますが、炭酸ガス×薬草」「保湿×アロマ」など、複数の効果を組み合わせた商品が多く販売されています。


悩みに合わせた入浴剤の選び方

入浴剤は、成分や香りによって働きかける方向が少しずつ異なります。
ここでは、よくあるお悩みに合わせて、相性の良いタイプをまとめました。
「今日はどんなふうに過ごしたいかな?」そんな気分に合わせて選ぶヒントになれば嬉しいです。

  • 肩こりや腰の重さに →【炭酸ガス系】
  • 冷えを感じるとき →【無機塩類系】【薬用植物系】
  • 肌の乾燥が気になるとき →【 保湿・スキンケア系】
  • むくみや重だるさに →【無機塩類系】
  • ストレスを感じているときに →【天然アロマの入浴剤】
  • これからの季節に

肩こりや腰の重さに →【炭酸ガス系】

お湯に溶けると発泡する炭酸ガスが血行を促し、筋肉のこわばりをやわらげてくれます。
疲れがたまりやすい肩まわりや腰を、じんわりほぐすサポートに。

冷えを感じるとき →【無機塩類系】【薬用植物系】

無機塩類系は温熱効果を高めて、体の芯までしっかり温めてくれるタイプ。
さらに、和漢生薬などを配合した薬用植物系は、内側から巡りを整えるサポートにも役立ちます。

肌の乾燥が気になるとき →【 保湿・スキンケア系】

保湿成分が湯上がりの肌にうるおいを与え、しっとりとした感触を残してくれます。
敏感肌にもやさしい処方のものが多く、季節の変わり目にも使いやすいタイプです。

むくみや重だるさに →【無機塩類系】

発汗を促して、体の余分な水分やだるさをすっきりリセット。
脚の重さや長時間の座り仕事のあとにも心地よく使えます。
生理前のむくみにも◎

ストレスを感じているときに→【天然アロマの入浴剤】

気持ちをゆるめたい夜や、深呼吸したくなるような日は、天然精油を使ったアロマ系の入浴剤を。
ラベンダーなどのやさしい香りが、緊張をゆるめ、気持ちを整えるサポートをしてくれます。

これからの季節に

気温の高い日や、体がほてるような夜には、メントール入りの入浴剤がおすすめ。
清涼感のある成分が、お風呂あがりもスッと心地よく、さっぱりとした気分を届けてくれます。ペパーミントやユーカリなどの爽やかな香りを選ぶのもおすすめです。

さいごに

毎日のバスタイムは、自分をいたわる大切な時間。
入浴剤をうまく取り入れることで、その時間をさらに心地よく過ごせるようになります。

その日の体調やお悩みに合わせて、香りや成分を選んでみるだけでも、少し気持ちがやわらぐことも。
無理なく、できることから。
お風呂の時間が、ほんの少しでも心と体を整えるひとときになりますように。

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