はじめに
毎月のつらい生理痛、もしかすると「反り腰」が関係しているかもしれません。
反り腰は、骨盤が前に傾き、体に負担をかけやすい姿勢です。
実はこれが、生理痛や体の不調を引き起こす原因になっていることも。
今回のコラムでは、反り腰と生理痛の関係、その仕組みをわかりやすく解説。
さらに、反り腰が日常生活にもたらす影響や、改善方法もお伝えしていきます。
毎月のつらさを少しでも軽くするために、自分の体をいたわりながらケアしていきましょう。
反り腰とは?
反り腰とは、その名のとおり、腰が反った状態のことです。
本来、私たちの正しい姿勢は、骨盤がまっすぐに立ち、背骨が自然なS字カーブを描いている状態。
しかし、反り腰の場合は、骨盤が前に傾き、腰のあたりで背骨が大きく反り返ってしまいます。
この姿勢の特徴としては、以下が挙げられます。
- お尻が突き出ている(出っ尻)
- ぽっこりお腹になりやすい
- 腰が常に張っているような感覚
こうした姿勢のクセは、体に負担をかけやすくなります。
反り腰かどうかチェックしてみましょう
壁チェック
①壁にかかと、お尻、背中、後頭部をぴったりつけて立ちます。
②腰の隙間に手を入れてみましょう。
・隙間に手が入らない → 猫背の可能性
・手のひらが入る → 正常
・げんこつが入る → 反り腰の可能性
鏡チェック
①横向きで鏡の前に立ち、自分の姿勢を確認します。
②お尻が突き出ていたり、腰が大きく反っていると感じたら、反り腰かもしれません。
反り腰の悪影響
反り腰は体のバランスが崩れ、次のような不調を引き起こしやすくなります。
- 腰痛、ぎっくり腰のリスクが高まる
- むくみや冷えが起こりやすい
- 姿勢が悪くなる
- 肩こり・首こりを感じやすくなる
腰痛、ぎっくり腰のリスクが高まる
反り腰は腰に過度な負担をかけるため、慢性的な腰痛が起こりやすくなります。
また、慢性的な腰痛はぎっくり腰の原因にも。
むくみや冷えが起こりやすい
骨盤の歪みで血流やリンパの流れが悪くなり、全身がむくみやすくなります。
これが冷えやしびれ、だるさにもつながります。
姿勢が悪くなる
腰が反ることでお尻が突き出たり、腹筋が使われにくくなり、ぽっこりお腹が目立つことも。
見た目のバランスも崩れ、骨盤の歪みが進行しやすくなります。
肩こり・首こりを感じやすくなる
腰や背中の筋肉が常に緊張状態になるため、肩や首にも負担がかかり、コリが慢性化しやすくなります。
反り腰と生理痛の関係
反り腰が生理痛の原因のひとつになっている場合、以下のような関係が考えられます。
- 骨盤内の血流が悪くなる
- 子宮が圧迫される
骨盤内の血流が悪くなる
反り腰で骨盤が前に傾くと、子宮や卵巣、膀胱などが圧迫され、血流が滞りがちに。
これが子宮周りの筋肉を緊張させ、生理中の痛みを引き起こしやすくなります。
子宮が圧迫される
骨盤が前傾することで、子宮に圧力がかかり、自然な動きが妨げられることがあります。
これも痛みの一因に。
改善方法
反り腰を改善するためのストレッチや、日常的に意識するポイントをご紹介していきます。
ストレッチ編
キャット&カウ ストレッチ
- 四つん這いの姿勢になります。
- 息を吸いながら背中を丸め、吐きながら背中を反らせます。
- ゆっくりと10回繰り返しましょう。
(肩やお尻の位置は動かさずに、背骨を動かすように意識していきましょう)
反り腰改善ストレッチ動画
https://youtu.be/pUxagsPaFOk?si=Vvcv_RhEYcXIvQdG
姿勢を意識する
- 立っているときは、骨盤を軽く引き締めるイメージで。
- 椅子に座るときは、背筋を伸ばし、腰を丸めないようにしましょう。
- スマホを見るときも、頭が前に出過ぎないよう意識。
日常で気をつけたいポイント
- 長時間同じ姿勢を続けない(1時間に1度は立ち上がる)
- 無理に姿勢を正そうとせず、リラックスした状態で行う
- 寝る前にストレッチを習慣化すると効果的
さいごに
反り腰は、普段の姿勢や生活習慣から無意識のうちに癖になりやすいもの。
しかし、少し意識を変えるだけで、体への負担を軽くし、生理痛や体の不調も軽くすることができます。
今回ご紹介したチェック方法で、自分が反り腰かどうか確認し、簡単なストレッチや姿勢の意識を取り入れてみてください。
「なんとなく腰が重い…」「生理痛がつらい…」
そんな時こそ、自分の体に優しく寄り添い、無理なくケアを続けていきましょう。
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