はじめに
温かいお味噌汁は、和食の定番で心も体もほっと落ち着きますね。
古くから「味噌は医者いらず」と言われるように、大豆を発酵させて作られた味噌は栄養満点の万能食材です。
今回のコラムでは、そんなお味噌汁が美容や健康にどのような嬉しい効果をもたらすかをご紹介していきます。
お味噌の4つの美容・健康効果
味噌汁には美容と健康に嬉しい4つの効果があります。
- 美肌効果
- エイジングケア効果
- 女性のお悩み改善
- 生活習慣病の予防効果
美肌効果
「飲む美容液」とも呼ばれる味噌汁は、タンパク質やビタミンB群が豊富で、美白や美肌をサポートします。
また、味噌の発酵過程で生まれる「遊離リノール酸」がメラニンの合成を抑え、シミやそばかすを予防します。
さらに、味噌に含まれる植物性乳酸菌が腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えることで、美肌づくりにも役立ちます。
エイジングケア効果
味噌の原料である大豆には、「ビタミンE」「大豆サポニン」「大豆イソフラボン」などの抗酸化成分が豊富に含まれています。
特に、大豆イソフラボンは発酵過程でその抗酸化作用が倍増することが研究で明らかになっており、味噌は強力な抗酸化作用を持つ食品として期待されています。
女性のお悩み改善
大豆には、女性ホルモンと同じような働きを持つ「イソフラボン」が豊富に含まれています。
女性ホルモンのエストロゲンは、肌や髪のつや弾力などを作るホルモンで、分泌量は20〜30代前半のピークを境に減少していきます。
このエストロゲンを補うとされているのがイソフラボンです。
イソフラボンの摂取により不足した女性ホルモンの効果を補うと、以下のさまざまな健康効果が期待できます。
- 肌のハリ
- 髪のツヤ
- 生理不順解消
- 不眠解消
- イライラの解消
- 冷え性の予防
- 骨粗しょう症の予防
- 更年期障害の予防
イソフラボンには「アグリコン型」と「グリコシド型」の2種あり、「アグリコン型」の方が吸収率が高いと言われています。「アグリコン型」は発酵食品に多く含まれ、味噌はその代表的な食品です。
生活習慣病の予防効果
味噌の原料である大豆に含まれる「食物繊維」「レシチン」「サポニン」「ポリフェノール」などは、体内のコレステロールを下げる働きが期待されています。
また、味噌に含まれる「アミノ酸」「ペプチド」「ビタミンE」は血管壁に弾力をもたらし、血のめぐりを整えるとされているため、血行促進にも効果的です。
このようなことから、お味噌汁を飲むことで、高血圧や脳卒中など生活習慣病の予防に繋がります。
お味噌の選び方
味噌といっても、日本全国で数えきれないほどの種類が販売されています。
ここでは体に良い味噌の選び方のポイントをご紹介していきます。
パッケージに以下の記載があるもの
- 生みそ
- 天然醸造みそ
- 手造りみそ
生みそ
生みそは、加熱処理をせずに出荷された味噌で、麹菌や乳酸菌などの有用な菌が生きたまま含まれています。
加熱処理は保存性を高めますが、これらの菌を殺してしまうため、生きた菌を摂取したい場合は生みそがおすすめです。
天然醸造みそ
天然醸造みそは、加熱で発酵を促進せず、添加物も使用していない味噌です。加熱処理をしないため、発酵に時間がかかりますが、味や香りが天然のまま残ります。
手造りみそ
手造りみそは、天然醸造みその基準を満たし、伝統的な手作業で作られた麹を使用した味噌です。手作業で丁寧に作られるため、大量生産ができず、小規模な味噌蔵で作られる貴重な味噌です。
体に優しく、風味豊かな味噌を選びたい時は、「生みそ」「天然醸造みそ」「手造りみそ」の表示があるものを選んでみてくださいね。
さいごに
味噌は、古くから日本人の食生活に欠かせない栄養豊富な食品として重宝されてきました。
毎日の食事に取り入れることで、美容と健康のサポートをしてくれます。日本人の体にぴったりで、美味しい味噌汁をぜひ日々の食生活に取り入れてみてくださいね。
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