日本茶を暮らしの中に。緑茶の魅力と楽しみ方

はじめに

食事と一緒に味わったり、仕事や家事の合間にひと息ついたり。
緑茶は、古くから私たちの暮らしに親しまれてきた飲み物です。

ペットボトルのお茶が身近になる一方で、急須を使って茶葉から淹れる機会は、少しずつ減っているといわれています。

これから迎える秋は、空気が乾燥し、風邪などの体調不良も気になり始める季節。
そんな時期にうれしい成分が含まれていることも、緑茶の魅力です。

今回のコラムでは、緑茶に含まれる成分や産地ごとの特徴、お湯の温度で変わる味わいについてご紹介します。

緑茶に含まれる成分と、その魅力

緑茶には、健やかな毎日を支える、さまざまな成分が含まれています。

  • 「カテキン」:風邪が気になる季節に
  • 「テアニン」:ほっとひと息つきたいときに
  • 「ビタミンC」:美肌や粘膜の健康に
  • 「カフェイン」:眠気を和らげたいときに

「カテキン」:風邪が気になる季節に

緑茶の渋みや苦みに関わる、ポリフェノールの一種です。
抗酸化作用をもつほか、抗菌・抗ウイルス作用についても研究されています。

「テアニン」:ほっとひと息つきたいときに

お茶のうまみや甘みに関わる、アミノ酸の一種です。
気持ちを落ち着かせ、リラックスを促す働きが期待されています。

「ビタミンC」:美肌や粘膜の健康に

コラーゲンの生成を助け、肌の健康を保つ栄養素です。
喉や鼻など、粘膜の健康維持にも関わっています。

「カフェイン」:眠気を和らげたいときに

緑茶の苦みに関わる成分です。
眠気を和らげ、頭をすっきりさせる働きがあります。


味わいや香りを楽しみながら、毎日の健康管理に取り入れられるのも、緑茶の魅力のひとつです。

産地ごとに楽しむ、緑茶の個性

緑茶は、気候や土壌、茶葉の品種や製法によって、香りや味わいが変わります。

  • 静岡茶
  • 宇治茶
  • かごしま茶
  • 狭山茶

静岡茶

煎茶や深蒸し煎茶など、さまざまなお茶が作られています。
すっきりとした香りから、まろやかな味わいまで、違った個性を楽しめます。

宇治茶

上品な香りと、まろやかなうまみが特徴。
玉露や抹茶の産地としても知られています。

かごしま茶

温暖な気候を生かし、多くの品種を栽培。
爽やかなものから、コクのあるものまで楽しめます。

狭山茶

「狭山火入れ」と呼ばれる仕上げが特徴。
香ばしさと、甘みやコク深い味わいが生まれます。


気になる産地のお茶を飲み比べて、自分に合う一杯を探すのも楽しみのひとつです。

お湯の温度で変わる、緑茶の味わい

緑茶は、お湯の温度によって引き出される味わいが変わります。

低めの温度

うまみや甘みを感じやすく、まろやかな味わいに。

70〜80℃ほど

うまみと渋みのバランスを楽しみやすい温度です。

高めの温度

香りが立ち、渋みや苦みをしっかりと感じられます。


温度を測らなくても、一度湯のみにお湯を注ぎ、少し冷ましてから急須へ移すだけで、味わいは変わります。
やさしいうまみを楽しみたい日は低めに、すっきりした渋みを味わいたい日は高めに。
好みに合わせて調整してみてくださいね。

飲んだあとの茶殻も、暮らしに活用

茶葉には、においを吸着する性質があります。飲み終えたあとの茶殻も、身近な場所の消臭に活用できます。

電子レンジの消臭に

湿った茶殻を耐熱皿に広げ、様子を見ながら1〜2分ほど加熱します。
蒸気で汚れがゆるんだら、庫内を軽く拭き取りましょう。

クローゼットや下駄箱の消臭に

茶殻をしっかり乾燥させ、お茶パックや布袋に入れて置いておきます。
茶葉がにおいを吸着し、気になるにおいをやわらげてくれます。
湿気を含んだら、新しいものに交換してください。

さいごに

日本で古くから親しまれてきた緑茶。
体にうれしい成分が含まれ、産地やお湯の温度によって、さまざまな香りや味わいを楽しめます。

お湯を注ぎ、茶葉がゆっくりと開くのを待つ時間も、慌ただしい毎日の中でひと息つくきっかけに。

乾燥や風邪が気になり始めるこれからの季節、暮らしの中に緑茶を取り入れてみてくださいね。

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