はじめに
今の時代、ニュースやSNSなど、さまざまな情報が、いつでも私たちのもとに流れ込んできます。
便利になった一方で、「こうするべき」「まだ足りていない」そんな空気に、知らず知らず触れやすくなりました。
そのぶん、心や頭をシンプルに保つことが、少しむずかしく感じられることもあります。
考えること自体は、悪いことではありません。
ただ、「考えても答えが出ないこと」に長くとらわれてしまうと、心もからだも、だんだんと疲れてきます。
今回のコラムでは、そんなときに心の負担を少し軽くするための、シンプルなヒントをいくつかご紹介します。
「自分では変えられないこと」に気づいてみる
考えごとが止まらなくなっているとき、その内容を少しだけ振り返ってみると、「自分の外側」にあることが多いかもしれません。
たとえば、
- あの人に、どう思われているか
- あのとき、別の言い方をしていればよかったのではないか
- まだ起きていない出来事を、悪い方向に想像してしまう
こうしたテーマは、「相手の言動や気持ち」「過ぎてしまった時間」など、今の自分だけでは解決しにくい要素です。
「これは今の自分には変えにくい部分かもしれない」そう気づくだけでも、その考えごととの距離は、少しずつ変わっていきます。
考えを手放す3つのヒント
- 考えても仕方のないことは考えない
- 五感を感じる時間を味わう
- 内側の自分に、すこし離れた視点から問いを返してみる
1.考えても仕方のないことは考えない
「これは、自分ではどうにもできないことかもしれない」そう気づけたときは、その思考にしがみつかないよう、そっと手を離してみます。
「いまは考えなくていいこと」として、いったん脇に置いてみる。
心がざわついたときほど、自分の思考に境界線を引いてあげることが大切です。
2.五感を感じる時間を味わう
考えごとが続いているときは、意識のほとんどが頭の中に向かっています。
そんなときは、一度「五感」に意識を戻す時間をつくってみましょう。
たとえば、
- 白湯やお茶を、一口ずつ味わいながら飲む(温度や香りに意識を向ける)
- 窓を少し開けて、外の空気の冷たさや匂いを感じてみる
- 布団の中で、足先や手のひらのあたたかさ、重さをゆっくり確かめる
- 散歩をして、季節の移ろいをただ感じる
特別なことをする必要はなく、「いま、この瞬間の感覚」を丁寧に味わうだけで十分です。
頭の中の世界から、からだの感覚にいったん戻る。
その小さな切り替えが、心の緊張をほどいてくれることがあります。
3.内側の自分に、すこし離れた視点から問いを返してみる
気持ちが落ち着いてきたら、他人や過去ではなく、「自分の内側」にだけ、問いを向けてみます。
たとえば、
- あの出来事で、自分の心はどう感じたのか
- 次に同じような出来事があったら、どうしていたいと思うか
このとき大切なのは、俯瞰の視点を持つこと。
自分を責めるために振り返るのではなく、少し離れたところから「あのときの自分は、こう感じていたんだな」と、眺めるような気持ちで見てあげることです。
相手の気持ちや、過ぎてしまった出来事そのものは変えられませんが、これからの自分の選び方や、大切にしたい基準は、少しずつ整えていくことができます。
外側に向かっていた問いを、そっと自分の内側に返してみる。
少し距離を置いて、自分を見ることで、心の土台が、静かに整っていくことがあります。
さいごに
答えの出ないことを、同じ場所でぐるぐる考え続けてしまうと、エネルギーはたくさん使っていても、前にはあまり進めません。
その負担を少し減らすために、
- 自分では変えられないことは、追いかけすぎないこと
- 五感やからだの感覚に意識を戻す時間をつくること
- 少し離れた視点から、自分の気持ちを静かに確かめてみること
こうした視点を持っておくことも、大切な心の守り方のひとつです。
ときには「これ以上は考えない」と区切りをつけることも、いまの時代を生きる、賢い引き際のひとつなのかもしれません。
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本記事は内容・効果などを保証するものではありませんので、予めご了承ください。
【参考記事】
考えても仕方のないことは「考えない」どうしてもつらいときは“神仏に苦しみを預ける”ことで気持ちに変化が生まれる/僧侶・松本紹圭さん - 天然生活web
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