美髪は外側からも育てる！頭皮ケアと習慣

はじめに

前回のコラムで、髪を内側から整える「栄養」についてお伝えしました。

年齢を重ねると、ホルモンバランスの変化などにより、髪質にも少しずつ変化が現れてきます。
特に30代頃からは、「髪が細くなってきた」「ツヤがなくなってきた」などのお悩みを感じる方が増えてくる時期です。

髪は、見た目の印象を大きく左右する大切な存在。
美しさを保つためには、「内側」と「外側」どちらからのケアもバランスよく取り入れることが大切です。

今回は、前回の“内側ケア”に続いて、“外側からのケア”に注目。
毎日の習慣に取り入れやすい、おすすめのお手入れ方法をご紹介していきます。
すぐに始められるケア方法ですので、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。

頭皮の血行促進

美しい髪は、健やかな頭皮から。
髪の土台となる頭皮の環境を整えることは、美髪づくりに欠かせません。

そのためにも、毎日のヘアケアで頭皮をやさしくいたわる習慣を取り入れていくことが大切です。

頭皮の血行を促すために、毎日取り入れやすい「ブラッシング」と「頭皮マッサージ」の方法をご紹介します。
どちらも血流を促し、健やかな髪を育てるための土台を整える大切なケアです。

ブラッシング

ブラシの選び方

パドルブラシとは、ブラシの面に小さな空気穴が開いているのが特徴のヘアブラシです。
この空気穴によって、ブラシの中にある空気がやわらかく動き、クッション性が高まるように作られています。

そのため、髪や頭皮への負担が少なく、やさしくブラッシングできます。
髪を傷めにくく、毎日の頭皮ブラッシングにぴったりのアイテムです。

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【手順】ブラッシングのやり方

①毛先から整える

ロングヘアの方は、まず毛先からブラシを通して絡まりをほぐすところからスタート。
無理に引っ張らないように注意しましょう。

②上から下へ

髪の生え際から後頭部に向かって、頭皮をやさしく刺激するようにブラッシングします。

③下から上へ

次は後頭部から頭頂部に向かって、血流を促すイメージでブラシを通します。

④側面をジグザグに

耳のまわりや前髪の生え際から、頭頂部に向かってジグザグに動かしながらブラッシング。
側面の血流も忘れずに。

⑤全体を整える

最後に、髪全体にブラシをやさしく通して、全体を整えながら仕上げます。

頭皮マッサージ

頭皮マッサージは、髪が濡れていても乾いていてもOK。
湯船に浸かっているときや、トリートメント中など、リラックスしながらできるタイミングに取り入れるのがおすすめです。

【手順】頭皮マッサージのやり方

頭皮を「動かす」イメージで、指の腹を使ってやさしく行いましょう。

① 頭全体をもみほぐす

指を広げて、頭皮にしっかりとフィットさせ、円を描くようにやさしく揉みほぐします。
このとき、指の腹が頭皮から離れないように意識するのがポイント。

② 頭皮のつっぱりを緩める

両手のひらの付け根部分を使って、頭をはさむようにして、圧をかけながらゆっくり引き上げます。
こめかみや後頭部も意識してみてください。

③ 側頭筋をリフトアップ

耳の上にある側頭部を、3〜4本の指の腹で真上に向かってグッと押し上げてキープ。
たるみやすい部分を刺激することで、スッキリ感が得られます。

④ 生え際を活性化

額の生え際に両手の指4本を並べて置き、やさしく指圧しながら中央に向かってゆっくり寄せるように動かします。
血行が促され、生え際のハリ感アップにもつながります。

シャンプー選びも大切に

髪や頭皮の状態に合わせて、自分に合ったシャンプーを選ぶことも美髪ケアには欠かせません。

中でもアミノ酸系のシャンプーは、頭皮や髪にやさしく、うるおいを守りながら洗い上げてくれるので、年齢による髪の変化が気になり始めた方にもぴったりです。

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さいごに

髪の美しさは、内側と外側の両方からのケアで育まれるもの。
日々のちょっとした習慣の積み重ねが、未来の髪を守る力になります。

無理なくできることから、自分のペースで取り入れてみてくださいね。
今日のケアが、これからの髪をやさしく整えてくれますように。