はじめに
年齢を重ね、「髪のハリやツヤが減ってきたかも」と感じることはありませんか?
こうした変化には、女性ホルモンのバランスが大きく関係しています。
特に30代以降は、髪質の変化を感じやすい時期です。
それでも、髪は印象を左右する大切なパーツ。
できる限り美しさを保ちたいものです。
そのためには、外側からのケアに加えて、内側からの栄養サポートがとても大切。
今回のコラムでは、美髪のために“不足させたくない栄養素”を、わかりやすくご紹介します。
髪質の変化
女性は30代頃から、髪質の変化を感じる方が増えてきます。
- 髪が細くなってきた
- うねりやすくなった
- 抜け毛が増えた気がする
- ボリュームが出にくくなった
- 白髪が出てきた
こんな変化の背景には、女性ホルモン(エストロゲン)の影響があります。
エストロゲンには、髪の成長をサポートしたり、頭皮や髪を健やかに保つ働きがあります。
しかし30代以降は、エストロゲンの分泌が少しずつ減っていくため、髪質にも変化が現れやすくなります。
このような変化に、早めに気づき、内側からケアを始めることが、これからの髪を美しく保つカギになります。
美髪に欠かせない栄養素
ここでは、健康で美しい髪を保つために、不可欠な栄養を3つご紹介していきます。
タンパク質
髪の毛は80〜90%がタンパク質で構成されています。皮膚や臓器もそのほとんどがタンパク質でできているため、不足すると、髪の毛に栄養が行き渡らず、髪質が衰える原因になります。
女性が1日に必要なタンパク質の量は、体重1kgあたり約1gが目安。
例えば50kgの人なら50gのタンパク質が必要になります。
食品に含まれるたんぱく質量の例(100gあたり)
- 鶏むね肉:約22g
- 卵(1個):約6g
- 納豆(1パック):約8g
- 豆腐(1/2丁):約10g
- 鮭(1切れ):約20g
1食20gくらいが理想ですが、難しい場合は、プロテインで補給するのもおすすめです。
亜鉛
亜鉛は、髪のもとになる「たんぱく質」の合成を助ける、大切な栄養素です。不足すると、髪の成長がうまくいかず、抜け毛が増えやすくなることもあります。
また、亜鉛には女性ホルモンの分泌をサポートする働きもあるため、年齢による髪質の変化が気になる方にとって、意識して摂取したい栄養のひとつです。
摂取量の目安は1日約8mgです。
食品に含まれる亜鉛量の例(100gあたり)
- 牡蠣:約14mg
- 豚レバー:約6.9mg
- アーモンド:約3.7mg
- 卵(1個):約0.7mg
食事から摂るのが理想ですが、忙しい日が続いたり、食が細くなっているときはサプリメントで補うのもひとつの方法です。
ただし、亜鉛は過剰に摂りすぎると体に負担をかけることもあるため、上限(成人女性で1日30mg程度)を超えないよう注意しましょう。
鉄分
日頃から鉄分が不足している女性は多く、4人に1人は貧血傾向にあるといわれています。
鉄分が不足し貧血状態が続くと、毛根まで十分な栄養が行き渡らず、髪が細くなったり、抜け毛が増える原因になります。
摂取量の目安は、月経のある女性は1日に10.5mg。ない女性で6.0mgです。
食品に含まれる鉄分質量の例(100gあたり)
- 豚レバー:約13mg
- 鳥レバー:約9mg
- 煮干し:約18mg
さいごに
年齢を重ねると、ホルモンの変化で髪質が変わるのは自然なことです。だからこそ、日々の生活で身体の内側からケアを意識することが大切です。
まずは、毎日の食事から髪に必要な栄養をしっかり摂るようにしましょう。もし足りないと感じたら、プロテインやサプリメントを取り入れるのもおすすめです。
内側から整えることで、髪はもっと元気で美しく変わっていきます。
次回は、外側からできる美髪ケアについてご紹介しますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
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