はじめに
この冬は、全国的にインフルエンザが流行しています。
例年よりも早いペースで感染が広がっている地域もあり、体調管理がいっそう大切な時期となってきました。
外出先での予防はもちろん、もし身近な人が感染した場合の家庭内での対策、そして日頃から免疫を整えておくことも、私たちの体を守ることにつながります。
今回は、今日からできる「インフルエンザ対策」をご紹介していきます。
外出先でのインフルエンザ予防
人混みや公共の場では、知らないうちにウイルスをもらってしまうことも。
日常のちょっとした意識で、感染リスクをグッと下げることができます。
- 人混みではマスクを活用
- ものに触れたあとは手指消毒
- 目をこすらない習慣を
- 乾燥を防ぐために、加湿を意識
- 帰宅後の感染予防
人混みではマスクを活用
飛沫感染を防ぐには、マスクが有効です。
とくに駅や商業施設など、人の多い場所ではしっかり着用を。
ものに触れたあとは手指消毒
電車の吊り革やエレベーターのボタン、ドアノブなど、多くの人が触れるところには、ウイルスが付着していることも。
目や鼻、口を触る前に、手を清潔にする習慣をつけておくと安心です。
アルコールスプレーや除菌シートをバッグに常備しておくと◎
目をこすらない習慣を
ウイルスは目の粘膜からも侵入します。
無意識に目元を触れがちな方は、意識して控えるようにすると◎
乾燥を防ぐために、加湿を意識
喉や鼻が乾燥していると、ウイルスが侵入しやすくなります。
マスクでの保湿、のど飴などを活用して、粘膜をうるおしてあげましょう。
喉がイガイガするときは濡れマスクも◎
帰宅後の感染予防
手洗い+うがい
石けんを使った丁寧な手洗いは、ウイルス除去にとても効果的。
うがいも一緒に行うことで、喉に付着したウイルスの侵入を防ぎやすくなります。
洗顔+目元ケアも忘れずに
顔や目元には、空気中のウイルスや汚れが付着していることも。
帰宅後は洗顔でやさしくリセットし、目のまわりもそっと洗うのがおすすめです。
洗眼薬(アイボンなど)や保湿系の目薬を取り入れるのも◎
正しい手洗いのポイント
①流水で手を濡らし、石けんをつける
②手のひら・手の甲・指の間・爪の先まで、20秒以上かけて洗う。
(爪の間や手首まわりも、くるくると丁寧に)
③泡が残らないよう、流水でしっかりすすぐ
④清潔なタオルやペーパータオルで水気を拭き取る
家庭内で感染者が出たときの対策
身近な人がインフルエンザにかかってしまったとき、同じ家の中で過ごしていると、どうしても感染リスクは高くなります。
できるだけ他の人にうつらないよう、“家庭内感染を防ぐための工夫”が大切です。
いくつかのポイントを押さえておくことで、広がりを抑えやすくなります。
- できるだけ部屋を分ける
- 家の中でもマスクを活用
- タオルや食器は共有しない
- こまめに換気
- よく触れる場所を軽く拭く
- ゴミは袋に入れてすぐ捨てる
- 看病する人は最小人数に
- 部屋の乾燥を防ぐ
できるだけ部屋を分ける
体調の悪い人とは、できれば別の部屋で過ごすのが理想的。
難しい場合は、寝るときだけでもスペースを分けたり、距離を保つよう意識しましょう。
家の中でもマスクを活用
同じ空間で過ごすときは、お互いにマスクを着けることも大切。
飛沫を防ぐだけでなく、ウイルスを吸い込む量を減らすことで、感染リスクを下げることができます。
とくに、換気が難しい部屋では意識してマスクの着用を。
タオルや食器は共有しない
感染を防ぐために、タオルやコップなどは必ず別のものを使いましょう。
こまめに換気
部屋の空気を入れ替えることで、ウイルスの滞留を防ぎやすくなります。
1時間に1回ほど、数分だけでも窓を開けて、空気を入れ替えるのが◎
よく触れる場所を軽く拭く
ドアノブ、トイレのレバー、リモコンなど、手が触れる場所にはウイルスがつきやすいもの。
アルコールでサッと拭く習慣を。
ゴミは袋に入れてすぐ捨てる
感染者が使ったティッシュやマスクは、そのままに捨てず、ビニール袋などに入れてしっかり密閉し、早めに処分を。
看病する人は最小人数に
お世話をする人はできれば一人に決めて、接触する人を減らします。
看病の際はマスクを着用し、終わったら手洗い+うがいをセットで。
部屋の乾燥を防ぐ
ウイルスは乾燥した空気で活性化しやすくなります。
湿度は50〜60%ほどを目安に保てると◎
加湿器がない場合は、濡らしたタオルを干す、鍋でお湯を沸かすなど、少しの工夫で湿度を上げることができます。
免疫を整える “毎日の小さな積み重ね”
インフルエンザの感染予防には、日頃からの“からだ作り”も大切なポイント。
ちょっとした生活習慣の積み重ねが、ウイルスに負けにくい体づくりにつながります。
- 睡眠をしっかりとる
- 腸内環境と食事のバランス
- 鼻や喉の粘膜をうるおす
- ストレスをためすぎない
- 自律神経をととのえる
睡眠をしっかりとる
睡眠は、免疫力を整えるための土台。
理想は1日6〜7時間以上を目安に、しっかりと休息をとること。
とくに質のよい睡眠は、体の修復や回復をサポートしてくれます。
寝る前のスマホを控え、ぬるめのお風呂に入るなど、ぐっすり眠れるような習慣をつくるのも◎
腸内環境と食事のバランス
免疫細胞の多くは「腸」にいると言われています。
発酵食品や食物繊維を取り入れて、腸内環境を整えることは、免疫アップにもつながります。
また、タンパク質・ビタミン・ミネラルなど、バランスの良い食事を意識しましょう。
鼻や喉の粘膜をうるおす
ウイルスの侵入口となる“粘膜”を健康に保つことも大切です。
水分をしっかりとる、部屋の加湿(湿度50〜60%)を意識する。
鼻うがいや、のど飴も、乾燥対策として◎
ストレスをためすぎない
ストレスが続くと、自律神経が乱れやすくなり、免疫力も低下してしまいます。
深呼吸をする、外を歩く、好きな音楽を聴くなど、小さなリセット時間をこまめにとりストレスケアを。
自律神経をととのえる
自律神経は、私たちの体のバランスを保つ“司令塔”。
起きる時間・寝る時間を整える、朝に日光を浴びるなど、生活リズムを整えるだけでも、免疫の安定に効果があります。
さいごに
インフルエンザは身近なウイルスですが、正しい対策をすることで、感染リスクをしっかり下げることができます。
マスクや手洗いうがいを徹底するなど、日々のちょっとした積み重ねが、健康な体づくりにつながります。
なにかと忙しい12月。元気な体で乗り切っていけますように。
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本記事は内容・効果などを保証するものではありませんので、予めご了承ください。
【参考記事】
4.毎日できる予防|インフルエンザの予防接種について|保健・福祉のページ|SGホールディングスグループ健康保険組合
インフルエンザの家庭内感染はどう防ぐ?高齢者がいる家庭のための予防チェックリスト|介護の教科書|みんなの介護
インフルエンザの感染を防ぐポイント「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」 | 政府広報オンライン