はじめに
気温が下がり始めるこの季節は、体も心もゆっくりペースになりやすい時期。
寒さや忙しさが重なることで、自律神経がゆらぎやすく、だるさや重たさを感じることもあります。
そんなときこそ、無理のない運動習慣が、体と心の巡りをやさしく整えてくれます。
激しいトレーニングでなくても、体を動かすだけで、気分が軽くなったり、体がじんわり温まったりすることも。
今回は、運動が心と体にもたらすメリットと、今日から気軽に始められる“運動習慣のヒント”をご紹介します。
運動がもたらす心と体のメリット
運動をすると、体と心にはしっかりと良い変化が起こります。
ここでは、代表的なメリットをいくつかご紹介します。
- ストレス発散になる
- 睡眠の質が上がる
- 代謝UPで、冷え対策にも◎
- 自律神経が整いやすくなる
- 気分が上がる・メンタルが安定
- ホルモンバランス
ストレス発散になる
軽い運動でも「セロトニン」「エンドルフィン」などの幸福ホルモンが分泌され、モヤモヤした気分がほぐれやすくなります。
睡眠の質が上がる
日中に軽く体を動かすことで、心拍にメリハリが出て、夜の“眠りスイッチ”が入りやすくなります。
寝つきがよくなり、深い睡眠にもつながりやすいと言われています。
代謝UPで、冷え対策にも◎
筋肉を動かすと、体の中で熱が生まれます。
運動を習慣にすると代謝が高まり、「手足が冷える」「温まりにくい」なども改善しやすくなります。
自律神経が整いやすくなる
ウォーキングのような“リズム運動”は、自律神経をととのえる働きが◎
気温差やストレスで揺らぎやすい季節にも心強い味方です。
気分が上がる・メンタルが安定
体を動かすことで脳がスッキリし、前向きな気持ちになりやすいのも大きなメリット。
「なんとなく気分が重い日」こそ、1分だけでも体を動かす価値があります。
ホルモンバランス
有酸素運動を続けることで、自律神経やストレスホルモンのリズムが整いやすくなります。
その結果、ホルモンのゆらぎが起こりにくくなり、PMSや気分の波にも◎
室内でできる“筋トレ”
ここでは家の中でできる筋トレを3つご紹介します。
血流がよくなり、代謝アップ・冷え対策にもつながります。
- スクワット
- ヒップリフト
- プランク
スクワット
下半身をまとめて使えて、代謝UPにも。
【やり方】
- 足を肩幅に開いて立つ
- 息を吸いながら、お尻を後ろに引くようにゆっくりしゃがむ
- 太ももが床と平行になるくらいまで
- 息を吐きながら元の姿勢に戻る
※10回×1〜2セットでOK。
膝がつま先より前に出すぎないようにだけ意識すると◎
ヒップリフト
骨盤まわりの巡りUP。お尻・腰のこわばりにも。
姿勢を支える「骨盤底筋」にもアプローチしやすい動きです。
【やり方】
- 仰向けになり、膝を立てる
- 息を吐きながら、お尻をゆっくり持ち上げる
- 肩〜膝がまっすぐになるところで3秒キープ
- ゆっくり下ろす
※10〜12回×1セットでOK。
腰が反りすぎないように、軽くお腹に力を入れて。
プランク
体幹を整えて、姿勢改善&冷え対策にも。
【やり方】
- 肘をつき、つま先で体を支える
- 頭〜かかとを一直線に
- 20〜30秒キープ(慣れたら少しずつ延ばす)
※呼吸を止めないことだけ意識。
腰が落ちたり、上がりすぎたりしないようにゆるくキープ。
屋外でできる有酸素運動
心拍数が少し上がる有酸素運動は、自律神経のリズムを整えたり、代謝を上げたりと、心身の調子にやさしく働きかけてくれます。
外の空気を吸うことで、気分転換にも◎
ここでは、取り入れやすい4つをご紹介します。
- ウォーキング
- 軽めのジョギング
- 階段のぼり(短時間で代謝を上げたい日に)
- 縄跳び(短時間で心拍が上がる“効率No.1”)
ウォーキング
“歩く”だけでも、血流がよくなり、体がじんわり温まります。
背筋を伸ばして少しだけ歩幅を広く、テンポよく歩くと効果UP。
時間は10分でもOK。習慣にしやすいのが◎
軽めのジョギング
ゆっくり走る程度のペースでOK。
心拍がやさしく上がることで、自律神経が切り替わりやすくなります。
テンションが上がる曲を聴きながら走ると、気分よく走れて◎
「今日は少し走ってみようかな」と思えるきっかけにも。
階段のぼり(短時間で代謝を上げたい日に)
階段は“下半身の大筋群”がまとめて動くので、短時間でも体がしっかり温まります。
1階ぶんだけでも効果あり。
駅やオフィスで「階段」を取り入れてみましょう。
縄跳び(短時間で心拍が上がる“効率No.1”)
跳ぶだけで全身の筋肉を使うので、かなり効率的な運動。
30秒〜1分でも十分に心拍が上がり、代謝UPにもつながります。
寒い日は、軽くストレッチしたり足首を回してから始めるのがおすすめ。
ケガ予防にもつながります。
屋外運動のポイント
- 寒い日は防寒を。(首・手首・足首を温めると◎)
- 朝にこだわらなくてOK。夕方でも夜でも、できるときでOK
- いきなり走らず、軽くストレッチを挟む
さいごに
体を動かすことは、特別な準備がなくてもはじめられるセルフケアのひとつです。
道具や環境がそろっていなくても、少し動くだけで気分が整ったり、体が温まったり、小さな変化が積み重なっていきます。
気持ちよく続けられる方法で、日々の中に運動を取り入れてみてください。
その積み重ねは、筋力や体力をゆるやかに育て、今の調子だけでなく「これからの健康」にもつながっていきます。
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