はじめに
街を歩いていて、散歩中の犬と目が合ったとき。
SNSで、ふと動物の動画が流れてきたとき。
そんな何気ない瞬間に、心が安らぐことがあると思います。
その「癒された」という感覚は、気のせいではなく、脳の中でも変化が起きていることがわかってきています。
動物は、言葉がなくても人の心をやさしく包みこむ力を持っています。
今回は、そんな「動物の癒し」のしくみと、日常に取り入れられる「癒されスポット」や方法もご紹介していきます。
癒しの正体とは?
動物と触れ合ったり、ただ見ているだけでも、人の脳や体には“やさしい変化”が起きています。
オキシトシン(幸せホルモン)の分泌
動物を撫でたり、目が合ったりするだけで、脳内で「オキシトシン」という幸せホルモンが分泌されます。
「オキシトシン」は、愛情や信頼、安心感と深く関わっているホルモンです。
人とふれあったり、赤ちゃんを抱っこしたときなどに分泌されることから、「幸せホルモン」とも呼ばれています。このオキシトシンは、動物とのふれあいやアイコンタクトでも分泌されることが、近年の研究でわかってきました。
また、触れることがなくても、動画や写真でかわいい動物を眺めるだけでも、オキシトシンが出ることがあるといわれています。
このホルモンが増えると、ストレスホルモン(コルチゾール)が減少し、不安や緊張がやわらぎやすくなります。
心の緊張をほどいてくれる、やさしい働きを持っています。
「オキシトシンがもたらす効果」
- ストレスホルモン(コルチゾール)を減らす
- 心が穏やかになる
- 信頼感や絆が深まる
副交感神経が優位に
リラックスしているときに働く「副交感神経」は、動物と過ごすことで自然と優位になりやすくなります。
この神経が働くと、呼吸が深まり、心拍数がおだやかになり、体の力も少しずつゆるやかに。
疲れているときほど、動物のゆっくりとした動きや表情が、心と体を和らげてくれます。
無条件の安心感
動物は、ただそこにいてくれる存在。
気を張らずに過ごせる、その空気感に助けられることもあります。
まっすぐなまなざしや、言葉のいらない関係には、人との関わりとは少し違う、静かな安心感があります。
頭の中が忙しくなりがちな現代人にとって、そんな“何も求められない時間”は、思っている以上に大きな支えに。
“ただかわいい”だけじゃない、ストレス軽減の効果も◎
「アニマルセラピー」とは?
動物の癒しの力は、病院や介護施設、学校などでも“アニマルセラピー”として取り入れられています。
専門家のもとで行われるこの療法では、動物と触れ合うことで、心や体にやさしい変化が現れることが報告されています。
◎高齢の方
- 認知症の症状がある
- 落ち着きにくい
- 笑顔が減った
→ 動物がそばにいることで、安心したり表情がやわらぐ
◎子ども
- 発達に課題がある
- 自信が持てない
- 不安が強い
→ 犬や猫、馬との関わりが、自信や安定につながる
◎うつや不安の症状がある人
- 気分の落ち込み
- 意欲の低下
→ セラピードッグとの触れ合いで気分が安定することも
◎リハビリ中の人
- 脳卒中の後遺症
- 運動機能の回復
→ 犬にボールを投げる動きが、自然なリハビリになる
医療や福祉の現場で活かされていることから、日常の中でも動物とのふれあいは「心のケア」や「ストレスの軽減」に役立つと考えられています。
日常に取り入れられる“動物との時間”
「癒されたいな」と思ったとき、ちょっと足をのばして、動物に会いに行ってみるのもひとつの方法です。
ふれあうだけでなく、ただ“眺める”だけでも十分効果があります。
ペットとの時間を味わう
家で動物と暮らしている方にとっては、すでに日常の中に癒しの時間がたくさんあるのかもしれません。
ごはんの時間や散歩、ブラッシングや遊びの時間など、動物と交わす小さなやりとりには、安心感やぬくもりが詰まっています。
いつもの仕草や空気感がわかる関係だからこそ、そばにいるだけで安心できる。
そんな日々に、癒されていることをあらためて感じてみるのも◎
動物園でゆっくり観察
広い園内には緑も多く、ゆったりと過ごせる空間。
日常ではなかなか会えない動物たちを眺めていると、動きや表情に癒されるだけでなく、好奇心もじんわり刺激されます。
お気に入りの動物を見つけて、しばらく観察してみるのも◎
知らなかった一面に出会えることも。
猫カフェ・犬カフェなどでのふれあい
近い距離でふれあえるのが魅力の、猫カフェや犬カフェ。
人に慣れている子が多いですが、無理に撫でたり抱っこせず、近寄ってきてくれるのを待つのが大切です。
可愛い表情や動き、やわらかい毛並みや、温もりを感じる瞬間は、言葉がなくても、心がじんわり癒されていきます。
乗馬体験をしてみる
大きな馬の背に身をあずける体験は、信頼と安心感が自然に育まれる時間。
馬のゆったりとした歩調は、心地よくその揺れに身をまかせることで、呼吸も深まりやすくなります。
体は大きくても、馬はとても繊細な動物。
インストラクターの案内を守りながら、驚かせないよう、やさしくふれあうことが大切です。
静かな場所で馬と過ごす時間は、少し特別なリラックスにつながるかもしれません。
SNSでお気に入りの動物をフォロー
動物とのふれあいがむずかしい日も、SNSならいつでも癒しの時間をつくることができます。
お気に入りの猫や犬、カワウソやハリネズミなど、自分好みにぴったりくる推し動物を見つけてみるのもおすすめ。
動画や写真を見るだけでも、ストレスをやわらげたり、気分を落ち着けてくれる効果が◎
忙しい日常の中でも、ふと心をゆるめるきっかけになるかもしれません。
さいごに
動物と過ごす時間には、科学的にも、心を整える力があることがわかってきています。
「癒される理由」がわかると、動物たちの仕草が、より愛おしく感じられるかもしれません。
休みの日には、動物園に出掛けてみたり、ふれあいカフェで過ごす時間をつくってみるのも◎
心地の良い距離感で、「動物との時間」をゆるやかに取り入れてみてくださいね。
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本記事は内容・効果などを保証するものではありませんので、予めご了承ください。
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