はじめに
女性は男性に比べて、便秘になりやすいと言われています。
特に、生理前に便秘で悩む女性が多く、これは女性ホルモンが影響していると言われています。
本日のコラムでは、なぜ生理前は便秘になるのか?原因と解消法についてお伝えしていきます。
生理前に便秘になる理由
女性ホルモンの影響が大きいとされています。
ホルモンの影響
生理前に便秘になりやすいのは、女性ホルモンの1つである「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が影響しています。
黄体ホルモンは排卵日から生理までの間に多く分泌され、妊娠を維持しやすい状態に身体を整えようとするホルモンです。
この黄体ホルモンは妊娠に備えて、子宮の収縮を抑える働きがあり、同時に大腸の動きも鈍らせます。
また、水分を体内に留めようとする働きもあるので、腸から便の水分を吸収してしまいます。
この影響で生理前には、大腸の動きが鈍り、便は硬くなり、便秘を引き起こすと言われています。
便秘は美容と健康の大敵
便秘を放っておくと、体の不調や美容面でも様々な悪影響を与えます。
肌の荒れ
便秘による腸内環境の悪化は、お肌にも影響を与えます。
悪玉菌が増えた腸内は、アンモニアなどの有害物質が発生します。
有害物質は、栄養と一緒に血液中に取り込まれ全身に巡り、血液の一部は汗となり肌の表面へ排出されます。
その汗が刺激となり肌荒れを起こすとされています。
太りやすくなる
腸内環境の悪化は肥満にも影響します。
便秘によって発生した有害物質を取り除くために、体がエネルギーを必要としてしまい、基礎代謝が下がります。
代謝が下がると、カロリーを消費しにくく太りやすい体になってしまいます。
お腹の不快感
便が腸に溜まってしまうとお腹がパンパンに張り、体調が優れなかったり、悪化すると胃腸の動きも悪くなり食欲の低下も引き起こします。
免疫力の低下
腸には体外からの細菌やウイルスの侵入を防ぐ働きがありますが、腸内環境が悪化すると免疫が機能しなくなる可能性があります。
すると体の免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなると言われています。
解消方法
生理前の便秘を引き起こさないためには、普段から便秘になりにくい体質を作ることが大切です。
こちらでは、日常的に取り入れられるおすすめ方法をご紹介していきます。
黒豆茶
黒豆茶は黒大豆を原料とし、豆の甘味と香ばしさがありとても飲みやすいお茶です。
黒豆に含まれる食物繊維は、腸内環境を整え便秘解消を促す作用があります。
その他にも
・アントシアニンやビタミンEなどの抗酸化作用が豊富なためエイジングケアに最適。
・鉄分が多く含まれ、貧血の防止。
・薬膳で体を温める作用があるとされ、冷え性の改善。
このように、女性にとって嬉しい効果がたくさんあります。
マグネシウム入浴(エプソムソルト)
便秘薬で使われることもあるマグネシウムは腸の活動を活発にする作用があります。
皮膚からも吸収することができるので、生理前の入浴剤として使うのは大変おすすめです。
便秘解消の他にも、むくみ解消や疲労回復、新陳代謝を上げ体が芯から温まるなど、PMSの症状の改善にも優れています。
エプソムソルトと言われていますが、塩分は含まれていないため湯船を痛める心配もなく、敏感肌の方にもお使いいただけます。
さいごに
生理前は女性ホルモンである黄体ホルモンの影響で便秘がちになります。
ただでさえ調子の良くない生理前の不調はできる限り避けたいものです。
便秘による不調を引き起こさないために、日常的に取り入れられる解消法で、巡りのよい体を作っていきましょう。
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