はじめに
夜、なんだか寝つきが悪い。
エアコンで冷えたり、蒸し暑さで寝苦しかったり…
夏は「ぐっすり眠れない悩み」が多い季節でもあります。
そんなとき、頼りになるのが「香りの力」。
昔から人は、植物の香りで心を落ち着けたり、自然のやすらぎを暮らしに取り入れてきました。
今回のコラムでは、夏の安眠におすすめのアロマをご紹介します。
寝苦しい夜に寄り添うヒントになればうれしいです。
アロマが安眠にいい理由
落ち着く香りには、眠りへのやさしいヒントが隠れています。
- 香りは“感情”にダイレクトに届く
- 自律神経のバランスを整えてくれる
- 大切なのは「好きな香り」
香りは“感情”にダイレクトに届く
「いい香りをかぐと、なんとなく落ち着く」そんな経験、あるかと思います。
嗅覚は五感の中でもちょっと特別。
香りは、脳の“感情をつかさどる部分(大脳辺縁系)”に直接届くため、考えるよりも先に「感じる」といわれています。
そのため、心や体の緊張をゆるめてくれる効果が期待できます。
自律神経のバランスを整えてくれる
アロマの香りは、自律神経にやさしく作用するといわれています。
交感神経(活動モード)と副交感神経(リラックスモード)のバランスが崩れると、眠りの質にも影響が出やすくなりますが、植物の香りはそのバランスを整えるサポートに。
「なんとなく心が落ち着く」の裏には、こうした身体の仕組みが関係しています。
大切なのは「好きな香り」
安眠のために…と頑張っても、香りが苦手だと逆効果に。
大切なのは「自分が心地よいと感じる香りを選ぶ」こと。
そのときどきで惹かれる香りが違うのは、今の自分の心と体が必要としているサインかもしれません。
夏におすすめのアロマ
暑さで寝苦しいときに
蒸し暑い夜には、ひんやり爽やかな香りで気分もすっきり。
寝る前でも重くならず、空気をやさしくリセットしてくれます。
- ペパーミント
- レモン
- ユーカリ
ペパーミント
スーッとした清涼感が特徴。
体感温度を下げてくれるような涼しさがあり、蒸し暑い夜にぴったりです。
気分をリフレッシュさせてくれるので、寝る前のだるさ対策にも◎
レモン
さわやかな柑橘の香りは、気持ちをすっきりと整えてくれます。
寝苦しさでどんよりしがちな夜に、軽やかな空気をもたらしてくれる香り。
ユーカリ
すっきりとしたシャープな香りで、呼吸をラクにしてくれるアロマ。
湿気やエアコンで空気がこもりやすい夏の夜に、空間をクリーンに整えてくれます。
鼻づまりが気になるときにも◎
夏バテで疲れが取れないときに
胃腸の不調や、だるさが抜けないときに寄り添ってくれる香り。
- オレンジ(スイート)
- レモングラス
- ローズマリー
オレンジ(スイート)
ほっとする甘さが特徴のやさしい香り。
心をリラックスさせると同時に、前向きな気持ちにもしてくれるので、「なんとなくだるい…」と感じるときの気分転換にも◎
食欲が落ちているときにもおすすめです。
レモングラス
レモンのような爽やかさに、少しスパイシーさを感じる香り。
心と体に元気をくれるアロマで、疲労感を感じやすいときにぴったり。
気分をシャキッと整えたい朝や、1日をリセットしたい夜にも◎
ローズマリー
すっきりとしたハーブの香り。
胃腸の働きを助ける作用もあるとされ、夏の疲れや食欲不振が気になるときに心強い味方に。
安眠しやすいアロマ
眠りの質を高めたいときは、“安心感”をもたらすような、深く穏やかな香りがおすすめです。
- ラベンダー
- サンダルウッド(白檀)
- ネロリ
ラベンダー
“眠りのアロマ”といえばこれ。
やさしいフローラルの香りは、心と体の緊張をやわらげ、リラックスモードへと導いてくれます。
サンダルウッド(白檀)
深みのあるウッディな香りは、呼吸をゆっくりと整え、心のざわつきを鎮めてくれるような落ち着きがあります。
心身のバランスを整えたいときや、気持ちを内側に向けたい夜におすすめ。
ネロリ
ビターオレンジの花からとれる、希少でやさしい花の香り。
自律神経のバランスを整え、不安や緊張をやわらげてくれるといわれています。
「うまく眠れない」「気持ちがソワソワする」そんな夜のサポートにぴったり。
アロマの取り入れ方いろいろ
香りは、ちょっとした工夫で毎日の中に自然と取り入れられます。
自分に合うスタイルで、無理なく続けてみてくださいね。
- ディフューザーを使う
- ハンカチやティッシュに1滴、枕元に置く
- オイルで希釈してマッサージ
ディフューザーを使う
眠る前の空間に、やさしく香りが広がります。タイマー付きのものなら、寝ている間も安心です。
ハンカチやティッシュに1滴、枕元に置く
手軽に楽しめる方法。香りが強すぎないので、敏感な人にもおすすめ。
オイルで希釈してマッサージ
リラックスしたい夜には、デコルテや足裏やふくらはぎを軽くほぐすのも◎
(※精油は直接肌につけず、植物オイルで0.5〜1%程度に希釈して使いましょう)
さいごに
夏は、暑さや冷房による疲れにくわえて、気づかないうちにストレスも溜まりがちです。
眠りが浅くなると、心身の回復もうまくいかないこともあります。
眠ることは、心と体を整える大切な時間。
寝苦しい夜には、香りを取り入れてみるのもひとつの方法です。無理のない“やさしい習慣”として、気軽に楽しんでみてくださいね。
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本記事は内容・効果などを保証するものではありませんので、予めご了承ください。
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