最近いつ涙を流しましたか?
みなさんは最近いつ涙を流しましたか?
大人になるとなかなか泣く機会もないものですが、
「泣いたあとに気持ちがスッキリした」
「思い切り泣いたあとにぐっすり眠れた」
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?
実は泣くことは、肌や心に良い影響を与えるとされています。
本日のコラムでは、女性と涙の関係について深掘りしていきます。
涙の種類
涙は、大きく分けて3つの種類があります。
基礎分泌の涙
細菌やホコリから目を保護する涙です。常に目に潤いがあるのは無意識に出ている涙の膜で守られているためです。
反射の涙
目にゴミが入ったり、玉ねぎを切ると自然と出る涙で、外部の刺激から守る役割をしています。
情動の涙
感情が高まることによる涙で、悲しみや嬉しい感情や悔し涙も含まれます。
涙の効果とは?
全ての涙が影響するわけではなく、感情による「情動の涙」が心身に影響を与えます。
では、感情の高まりによって出る涙にはどのような効果があるのでしょうか?
ストレスの発散
涙にはストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが含まれています。
コルチゾールは、人がストレスを感じると身体を守るために作られるホルモンです。
ストレスが多いと女性ホルモンよりもコルチゾールを作ることが優先されてしまい、女性ホルモンの生成が追いつかなくなり、ホルモンバランスの乱れを引き起こすとされています。
このコルチゾールが涙と一緒に流れ出ることで、ストレスが軽減されると同時に、ホルモンのバランスの乱れを防ぐ効果が期待できます。
マンガンの低減
体内のマンガンが増えすぎると、攻撃的になり怒りっぽくなったり、不安と関連してうつ病になるリスクが上がると言われています。
涙には多くのマンガンが含まれていて、泣くことで余計なマンガンを体の外へ排出することができます。
リラックス効果
涙を流すことで副交感神経が高まり、心がリラックスした状態になります。
泣いたあとにぐっすり眠れるのはこのためです。
また、肌荒れの原因の一つには、ストレスにより交感神経(興奮や緊張)が高まった状態が続き、自律神経が崩れることが挙げられます。
副交感神経を刺激して自律神経を整えることで、肌の再生力が高まり、健康な肌を作ることが期待できます。
美肌を保つためには、食事や運動、日頃のケアも大切ですが、心の健康も大きく関わっています。
涙を流すことは心のデトックスになり、ストレスが軽くなることで自然と肌も生き生きとしていきます。
感動する作品に触れよう
泣くと言っても大人になると、日常の中で涙を流す機会は多くありません。
そんな時は、月に1度でも自宅でのリラックスタイムに思い切り泣く時間を作ってみましょう。
映画やドラマ、小説や漫画、音楽など種類はなんでも大丈夫です。
思い切り泣いたあとはリラックス状態になり、眠くなることがあるので夜眠る前の時間帯がおすすめです。
さいごに
大人になると感情を抑えなければいけない場面が多かったり、気持ちを素直に表現できる状況ではなかったりして、ストレスを抱えやすくなります。
特に女性は、普段からホルモンに影響され、感情が乱されることが多いです。
泣くことはマイナスなイメージもありますが、心の健康に繋がり、肌やホルモンバランスにも嬉しい影響があります。
なんだか最近スッキリしないという方は、思いっきり泣いてストレスを流しましょう。
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