はじめに
長い酷暑がようやく落ち着き、過ごしやすい日が増えてきました。
しかし、以下のような不調を感じることはありませんか?
- 疲れが抜けない
- 頭が重い
- やる気が起きない
これらの症状に心当たりがある方は、もしかすると「秋バテ」かもしれません。
夏から秋にかけて不調を感じた経験がある人は、男性で約4割、女性では約6割にも上ります。特に女性は、女性ホルモンのバランスや冷えやすい体質が原因で、季節の変わり目に体調を崩しやすいと言われています。
今回は、「秋バテ」の原因と、その不調を整えるための解決策についてご紹介します。過ごしやすい季節を快適に楽しむためのヒントに、ぜひお役立てください。
秋バテとは
夏から秋にかけて、季節の変わり目に起こる不調を「秋バテ」と言います。
秋バテの原因
- 自律神経の乱れ
- 夏の冷え
自律神経の乱れ
秋バテの主な原因は、自律神経の乱れだと言われています。秋は気温や気圧の変化が激しいため、自律神経がそれに対応しようと乱れやすくなります。
自律神経には、体を活動的にする「交感神経」と、体をリラックスさせる「副交感神経」があります。これらは、環境の変化に応じて体内を一定に保つ役割を果たしています。
例えば、暑い時には血流を活発にして汗をかき、体の熱を逃がします。一方で、寒い時には血流を抑えて体内の熱を逃がさないようにします。
しかし、気温差が大きい秋は、体温調節が忙しくなり、交感神経が優位な状態が続きます。その結果、エネルギーの消費が増え、疲れが取れにくくなる「秋バテ」の症状が現れるのです。
夏の冷え
夏の間、冷房の効いた室内にいる時間が増えたり、冷たい飲み物や食べ物を摂る機会が多くなります。これにより、体が冷え、胃腸の機能が低下しやすくなり、体調不良を引き起こします。
さらに、暑さによる食欲不振で食生活が乱れ、栄養不足に陥っている場合もあります。このように、夏の不調が完全に回復しないまま秋に入ることで、秋バテが起こりやすくなります。
秋バテの症状
秋バテは、心身にさまざまな症状が現れます。
体の症状
- 疲れやすい、疲れが抜けない
- 肩こりや頭痛
- 食欲がない
- 風邪をひきやすい
- 寝不足、寝つきが悪い など
心の症状
体の不調の他に、精神面での不調が起こることもあります。
これは自律神経の乱れや日照時間が減ることも影響していると考えられています。
- ストレスを感じやすい
- やる気が出ない
- 憂鬱 など
「秋バテ」を解消するには?
「規則正しい生活」と「十分な睡眠」
起床と就寝の時間を一定にして、規則正しい生活を送ることで自律神経を整えることができます。
朝起きたら太陽の光を浴びて、体内時計をリセットするようにしましょう。
必要な睡眠時間は、一般的には6〜8時間程度とされています。寝る前のスマホは就寝の1時間程前から避けると眠りの質が良くなり、快眠に繋がります。
十分な睡眠が取れているかは下記の2点が目安になります。
- 朝すっきりと目覚め、休養がとれている感覚がある
- 昼間に強い眠気が生じない
入浴
入浴はシャワーだけで済ませず、湯船にゆっくり浸かることをおすすめします。ぬるめのお湯(38〜40℃程度)に入ることで、副交感神経が優位になり、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
また、湯船に浸かると血流が良くなり、体の疲れやコリを軽減するのにも役立ちます。さらに、好きな香りのアロマオイルや入浴剤を使うことで、リラックス効果が一層高まります。
寒暖差対策
朝晩の冷え込みと日中の気温差が大きい秋は、寒暖差に注意しましょう。
日中暖かくても1枚羽織れる服を持ったり、寝冷えを防ぐために寝具や肌着を調整しましょう。
腹巻きもおすすめです!
栄養をしっかり摂る
日頃から旬なものを取り入れましょう。
旬の食材は美味しく栄養が豊富で「秋バテ」に嬉しい効果があります。
山芋
胃腸を整え、疲労回復におすすめです。
また、体を潤わせる働きもあるため、乾燥する秋にはぴったりの食材です。
(とろろご飯、マグロの山かけ、とろろ蕎麦など)
さつまいも
秋の旬の食材といえば「さつまいも」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
山芋同様、胃腸を整えたり、疲労回復に役立ちます。ビタミンも豊富なため、免疫力UP、風邪対策にも良いでしょう。
(焼き芋、干し芋、ポタージュなど)
しめじ、椎茸
秋に旬を迎えるキノコ類も秋バテにおすすめです。
しめじや椎茸には、腸を整える食物繊維が豊富です。また栄養満点で疲労回復にも◎
(味噌汁、炊き込みご飯など)
さいごに
季節の変わり目は、寒暖差による自律神経の乱れや、夏の疲れが「秋バテ」を引き起こしやすい時期です。
- 規則正しい生活と十分な睡眠
- 湯船に浸かってリラックス
- 寒暖差に備えた対策
- 旬の栄養を摂ること
無理をせず、しっかり休養をとることが大切です。
せっかく気持ちの良い季節ですから、毎日の生活リズムを整え、旬の食材を楽しみながら体調管理を心がけましょう。
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