1日のトイレの回数どのくらい?尿もれや膀胱炎…冬に起こりやすいトラブルのお話

はじめに

皆さんは1日に何回トイレに行きますか?
夏に比べて、寒い時期になると「トイレが近いな」と感じる方も多いのではないでしょうか。

冬にトイレの回数が増えることは正常とされていますが、あまりに回数が増えると頻尿や思わぬ疾患が隠れていることがございます。

本日のコラムでは、女性が抱えやすい尿トラブルについてお伝えしていきます。

尿とは?

尿は腎臓が血液の、濾過(ろか)を行う過程で、体に不必要なものと判断され老廃物として残った水分です。
濾過されたうちの99%が再吸収され、残りの1%が尿となります。

腎臓でつくられた尿は、尿管を通り膀胱に集められ、たまっていきます。
膀胱が尿でいっぱいになると、情報が脳に伝えられ尿意が生まれます。

ただ、尿意が起きたとしても、すぐにトイレに行けるとは限らないので脳からの指令でいつでも尿道を閉じておくことが可能となっており、尿がたまっても我慢することができます。

一般的に排尿の回数は1日に5〜7回くらいが正常とされています。
1日に8回以上や、就寝中に2回以上起きてお手洗いに行くことがあれば「頻尿」という症状が疑われます。

ただ、人により体質や環境なども違うため、1日のうちに何度もトイレに行くからといって全てが異常というわけではありません。
普段と比べてあまりに多くなったと感じるようであれば、頻尿の症状が出ていることが考えられます。

なぜ冬はトイレの回数が増えるのか?

6割以上の人が、冬は夏に比べてトイレに行く回数が増えたと感じているようです。
その理由として、一つは冬は汗をかきにくくなり、余分な水分を排出できないため尿の量が増えるということです。

もう一つは、寒さによって膀胱の筋肉が収縮して容量が小さくなったり、尿意を起こす神経が刺激され尿意を感じやすくなることが考えられています。

特に女性は冷えを感じやすく、体の構造からも尿のトラブルを抱えることが少なくありません。

女性に多い尿トラブルについて

膀胱炎

女性は男性に比べて尿道が短いため、菌が膀胱まで上がっていきやすく膀胱炎にかかりやすいとされています。
細菌が膀胱に侵入して炎症を起こすことで、尿が濁ったり、頻尿、残尿感、排尿時の痛みなどが生じます。
放っておくと発熱したり、さらに感染が広がり腎盂炎に発展することがあるので注意が必要です。

膀胱炎の原因

・冷え
寒い冬は体の免疫が低下することから膀胱炎になりやすいと言われています。冷えやすい人は下半身を暖かくして特に腹部を冷やさないように気をつけましょう。

・ナプキンやおりものシート
ナプキンやおりものシートは尿道口に触れていることが多く、長時間つけたままにしていると菌が繁殖し膀胱炎につながるケースがあります。
特に生理中は体がデリケートになっているので、ナプキンはこまめに取り替えて清潔にしておきましょう。

・性行為
性行為も膀胱炎の原因になります。
性行為の前後はシャワーを浴び、お互いの身体を清潔に保つことが大切です。

・水分をとらない
トイレに行く回数が増えるからといって、水分を控えると、尿の量が減り、膀胱に入った菌が流されず増える原因になります。日頃から水分をよく摂り、尿をしっかり出すことが大切です。

尿もれ

咳やくしゃみをしたときに尿もれをしたり、急に尿意がきて我慢ができないという経験がある女性は少なくありません。
尿もれには大きく分けて2つ種類があります。

腹圧性 尿失禁

咳やくしゃみ、笑った時や重い荷物を持った時など、お腹に力を入れた時に起こる尿失禁で、尿もれに悩む女性で1番多いのが、腹圧性尿失禁と言われています。

【原因】
妊娠や出産、加齢などにより骨盤底筋が傷ついてしまったり、伸びることや、筋力の衰えが原因とされています。
骨盤底筋を鍛えることで解消されるため、尿道や肛門、膣に力を入れ締めたり緩めたりする体操をして筋力をつけることが必要になります。

切迫性 尿失禁

急な尿意にトイレまで我慢できず失禁してしまうことを切迫性尿失禁と言います。
原因は、排尿をコントロールしている神経に異常をきたしてしまうことで引き起こりますが、検査をしても原因が分からないことがあるようです。
症状が出た場合は、泌尿器科や婦人科を受診するようにしましょう。

また、子宮筋腫や子宮線筋症が原因で尿もれが起こることもあります。
子宮筋腫や子宮線筋症は30〜40代の女性に見られる病気で、増大した子宮が膀胱を圧迫し、頻尿や尿もれを引き起こします。

腎を労る食材を摂ろう

東洋医学では、尿トラブルは水分代謝や排泄を担う腎(じん)の不調と深く関わっていると考えられています。
腎を労る食材を積極的に摂るようにしましょう。

腎に良い食材

山芋、豚肉、くるみ、栗、銀杏、もやし、ブロッコリー、長ネギ、しそ、にら
黒い食材(黒ごま、黒豆、黒酢、のり、ひじき、牡蠣)など

避けたい食材

甘いもの(ジュース、お菓子、糖分の多い果物)など

さいごに

尿のトラブルは、外出先で不安になったり、睡眠の質が落ちたりと、生活にも大きな影響が出てくる場合があります。
普段から、体を温め腎を労る食材を積極的に取って腎を健康に保ちましょう。

また、何かしらの疾患が隠れていることもありますので、気になる症状があるときは早めに医療機関を受診して相談するようにしましょう。

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