はじめに
デリケートゾーンの健康を保つために欠かせないのが「正しい洗浄」
最近ではフェムケアが広がりを見せ、「専用のソープでの洗浄」が浸透してきたことを感じています。
専用のソープを使用することは当たり前のことですが「洗い方」もとても大切なポイントです。
間違った洗い方をしていると、黒ずみ、かゆみなどのトラブルを引き起こしてしまうことがあります。
そこで本日のコラムでは今一度、確認しておきたい「デリケートゾーンの正しい洗い方」を解説していきます。
ぜひ、ご自身の洗い方はどうかな?と思い出しながら読んでみてくださいね。
洗浄の手順
おおまかな流れは以下となります。
①ぬるま湯で汚れを流す
②たっぷりの泡で洗う
③しっかりと泡を洗い流す
④水分を拭き取る
⑤保湿のケア
①ぬるま湯で汚れを流す
まずは、ぬるま湯でデリケートゾーンの汚れを流します。
お湯の温度は、35〜37度。
熱いお湯は、繊細なデリケートゾーンの刺激になり「黒ずみ」を招いてしまったり、皮膚の保護に必要な皮脂まで流され「乾燥」してしまう原因になります。
あらかじめ、ぬるま湯で「予洗い」することで、ある程度の汚れや雑菌を洗い流すことができます。
やさしい水圧で、ひだの部分などを丁寧に流しましょう。
②たっぷりの泡で洗う
デリケートゾーン専用のソープを使用して洗浄していきます。
ボディーソープで洗うのは絶対NGです。
粘膜部分が多いデリケートゾーンの皮膚はとても薄く繊細です。
ボディーソープは、デリケートゾーン用のソープと比較すると洗浄力が強く刺激を感じたり、かゆみなどのトラブルに繋がりますので、必ずデリケートゾーン専用の弱酸性ソープで洗いましょう。
液体で出るタイプのソープであれば、しっかりと泡立ててから洗っていきましょう。
泡で出るタイプのソープは、手軽なだけでなく常に一定の弾力で洗えるのでおすすめです。
たっぷりの泡で、アンダーヘア→I(アイ)ゾーン→会陰(えいん)→肛門 の順に洗っていきます。
(タオルは使用せず指の腹で優しく洗う)
I(アイ)ゾーンの、ひだの部分の溝には汚れが溜まりやすいので、広げて指の腹で優しく洗っていきましょう。
【注意点】
膣の中まで洗うのはNGです。
膣内には、常在菌が住んでいて、悪影響となる菌が増殖しないように守っています。
膣内を洗浄してしまうと、常在菌まで洗い流されてバリア機能が失われ、かえってニオイやかゆみを発生させる原因に。
正しいケアをしていても、膣内のニオイや不調が気になる時は、細菌性の膣炎などを引き起こしていることがありますので、婦人科で受診するなど適切な治療を受けましょう。
③しっかりと泡を洗い流す
洗った後は、ぬるま湯でしっかりと泡を流します。
特にI(アイ)ゾーンは構造が入り組んでいるため、ソープが残りがちになります。
せっかく丁寧に洗っても、ゆすぎ残しがあるとトラブルを招いてしまいますので、最後まで丁寧に洗い流すことが大切です。
④水分を拭き取る
お風呂から上がった後は、清潔なタオルで丁寧に水分を拭き取ります。
擦らずにおさえるように拭くのがポイントです。
水分を残ったままにすると蒸れの原因になりすので注意しましょう。
⑤保湿のケア
デリケートゾーンを清潔にした後は保湿のケアを。
お顔と同じようにデリケートゾーンの保湿も欠かせないケアです。専用のアイテムでケアしましょう。
さいごに
なかなか見直す機会のないデリケートゾーンの洗い方。
本日ご紹介したポイントは、
・ぬるま湯での「予洗い」
・泡で入り組んだ部分まで「優しく洗う」
・「ゆすぎ残しの無い」ように洗い流す
シンプルなことですが、毎日どう洗うかで数年後のデリケートゾーンが変わってきます。
とても繊細な部分だからこそ、丁寧にケアをして健康を保っていきたいですね。
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