はじめに
冬は体が冷えやすく、生理痛が重くなりやすいと言われています。
年末年始のイベントや会食を快適に過ごすためにも、寒い日に役立つ生理痛対策を知っておきましょう。
冷えと生理痛の関係
体の冷えは血行不良を引き起こし、子宮の筋肉が凝り固まる原因になります。
この状態では子宮の動きが鈍くなり、経血をスムーズに排出できません。
その結果、子宮の収縮を促す「プロスタグランジン」という物質が過剰に分泌され、生理痛が悪化してしまいます。
生理痛を和らげるためには、体を温めて血流を良くすることが大切です。
生理中におすすめの飲み物
生理痛を和らげるには、体を温める飲み物がおすすめです。以下の飲み物を取り入れてみましょう。
白湯(さゆ)
沸騰させたお湯を50℃程度に冷ました白湯は、内臓を温めて血流を促進します。消化機能も活性化され、冷え性改善にも効果的です。
朝晩にコップ1杯飲むのが理想的です。
ココア
ココアには血管を広げるポリフェノールや鉄分が含まれ、冷え対策や貧血予防にぴったり。
カフェイン量も少ないため、生理中でも安心して飲めます。
ハーブティー
体を温める効果があるハーブティーがおすすめです。
- おすすめの種類:カモミール、ジンジャー、ローズマリー、ルイボス
- 注意が必要な種類:マテ、ジャスミン(カフェインを含むため)
香りでリラックス効果も得られるので、お気に入りを探してみましょう!
生理中に避けたい飲み物
生理中は体調を整えるために、以下の飲み物に注意しましょう。
カフェインの摂り過ぎ
コーヒーや紅茶には血管を収縮させるカフェインが含まれています。
少量であれば問題ありませんが、過剰摂取は避けましょう。
アルコール
少量であれば問題ありませんが、生理中は悪酔いしやすいため注意が必要です。
また、アルコールの種類によって体を温めるものと冷やすものがあります。
- 体を温めるお酒:日本酒、米・芋焼酎、梅酒、赤ワイン
- 体を冷やすお酒:ビール、ウィスキー、麦焼酎、ハイボール
飲む場合は、体を温める種類を選ぶのがおすすめです。
生理痛を和らげるツボとカイロの活用法
冷えによる生理痛を緩和するには、ツボ押しやカイロを使って体を温めるのがおすすめです。
冷え解消のツボ
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの中央から指4本分上、骨と筋肉の境目にあります。
ゆっくり押して刺激すると冷えが解消されます。靴下でこの部分を温めるのも効果的です。
カイロを貼る位置
腎兪(じんゆ)
へその高さで背骨から指2本分外側の位置にあります。
冷え改善や血行促進に効果があり、カイロをここに貼ると生理痛が和らぎます。
気海(きかい)
へそから指2本分下にあります。
血行を促進し体を温める効果があり、おへその下にカイロを貼ることで痛みが緩和します。
生理痛を和らげる姿勢
生理痛が辛いときは、痛みを和らげる姿勢を意識することが大切です。
以下の方法を試してみましょう。
椅子に座るとき
浅めに腰掛け、骨盤を立てるように座ります。
→下腹部への負担が軽減され、生理痛の緩和に効果的です。背中を丸めて座ると血流が悪くなり、痛みが悪化するので避けましょう。
横になるとき
横向きになり、膝を曲げる姿勢がおすすめです。
→下腹部周りが緩み、痛みが和らぎます。
クッションや抱き枕を足の間に挟むと、さらに快適な体勢を保てます。
外出時の寒さ対策
初詣やイベントなど、長時間外で体を動かせないときは、寒さ対策を万全にしましょう。
お腹や腰のツボを温める
腹巻きやカイロを使って、お腹や腰をしっかり温めると効果的です。
足元の防寒対策
足元から冷えやすいので、靴下の重ね履きやレッグウォーマーを活用しましょう。また、靴に入れるカイロもおすすめです。
体をしっかり温めて、寒い日でも快適に過ごしましょう。
さいごに
寒い季節の生理痛対策には、血流を良くして体を温めることが何より大切です。
体を温める飲み物を選んだり、カイロを効果的に使ったり、楽な姿勢を意識することで、冬の生理も快適に乗り越えられます。
これからも寒さが続きますが、どうぞお身体を大切に。心も体も暖かくして、穏やかな毎日をお過ごしください。
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