はじめに
今週末、台風が関東から東日本にかけて接近し、暴風域に入る可能性があります。
それに伴い、急激な気圧の変化で「頭痛」や「めまい」を感じる方も多くなるでしょう。
今回のコラムでは、「天気痛」の対策についてご紹介します。特に女性の方には、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
天気痛とは?
「天気痛」とは、台風の接近や、雨の日、梅雨時期などに起きる様々な体調不良のことを指します。
下記のような不調が代表される症状です。
- 頭痛
- めまい
- 肩こり
- 倦怠感
- 気分の落ち込み
- 古傷の痛み
天気痛の原因は「気圧」
天気の変化による体調不良は、気圧の変動が原因です。
気圧は天気の変わり目に変動し、耳の奥にある内耳がその変化を感知します。内耳は気圧の変化を感じ取るセンサーの役割を果たしており、急激な変化が自律神経のバランスを乱し、天気痛の症状を引き起こします。
例えば、交感神経が急激に活発になると神経が刺激され、頭痛や古傷の痛みを引き起こすことがあります。一方で、副交感神経が活発になりすぎると、倦怠感や気分の落ち込みを感じやすくなります。
天気痛が起こりやすい人は、内耳が敏感で、気圧の変化を感じ取りやすい状態にあると言えます。
天気痛は女性の方が感じやすい?
あるクリニックによると、天気痛を訴えて受診する患者さんのうち、3分の2が女性だそうです。その理由として、「気圧センサーである内耳が男性よりも女性の方が敏感であること」や、「自律神経が乱れやすく、ホルモンの影響で体調の変化が起こりやすいこと」が考えられます。
さらに、女性は男性よりも筋肉量が少なく、肩こりや首こりといった慢性の症状を抱えていることが多いことも、天気痛の一因です。特に更年期の症状には、頭痛や肩こり、こころの不調など、天気の影響を受けやすいものが多いとされています。
天気痛の対処法
天気痛は内耳が大きく関係しているため、内耳の血行を良くすることが大切です。
- 耳を温める
- 耳のマッサージをする
耳を温める
1.水で濡らしたタオルをしぼる
2.タオルを折りたたみ、耐熱性の袋に入れ、電子レンジで1分ほど温める(※火傷には十分注意しましょう)
3.両耳に温めたタオルを当てる
耳のマッサージ
1.親指と人差し指で両耳を軽くつまみ、上・下・横にそれぞれ5秒ずつ引っ張る
2.耳を軽く横に引っ張りながら、後ろ方向に5回ゆっくりと回す
3.耳を包むように折り曲げて5秒キープする
4.手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと5回まわす
天気が崩れる前におこなうだけでなく、日頃から内耳のケアを取り入れることで天気痛の症状が起きにくくなります。
ぜひ毎日のスキンケアの後に、耳マッサージを取り入れてみて下さい。
また、耳の周りにはリンパ節が集まっているので、顔のむくみやたるみにも、耳を温めたりマッサージをすることは効果的です。
さいごに
夏の時期は、暑さや湿度が身体にストレスを与え、天気痛が悪化する傾向にあります。
台風の前には湯船にゆっくりと浸かり、十分に睡眠をとり、リラックスすることが大切です。
そして、天気痛の軽減に効果的な、耳の温めやマッサージをして天気痛に備えていきましょう。
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参考
https://weathernews.jp/s/topics/201909/260205/
https://www.taisho-kenko.com/column/47/