SNS疲れ…「無自覚ストレス」と「ちょうどいい距離の取り方」

はじめに

「なんとなくSNSを開いて、気づけば何十分も経っていた」
そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか。

SNSは日々の楽しみやつながりを与えてくれる反面、知らず知らずのうちに、心にストレスを与えてしまうこともあります。

画面を閉じたあと、なんだかモヤモヤしたり、イライラしたり、落ち込んだり…。
それは、SNSからの“無意識な影響”かもしれません。

今回は、そんな「SNS疲れ」の正体と、心を守りながら、SNSとやさしくつきあっていくヒントをご紹介します。

SNSがもたらす “無自覚ストレス” 5選

  • 見たくない情報まで、目に入ってくる
  • 比較と自己否定のループ
  • 承認欲求への過敏な反応
  • “盛った自分”を演じてしまう
  • 無意識の依存

見たくない情報まで、目に入ってくる

他人の愚痴、炎上投稿、完璧に見える日常、刺激の強い発言…。
そんなふうに本来なら心の重さが違うはずの内容が、全部“同じテンション”で流れてきてしまうのがSNSです。

明るい話題も、怒りの投稿も、悲しい出来事も、ぜんぶが同じ表示で、同じスピードで、目に飛び込んできます。
心の整理が追いつかないまま、なんとなく感情だけが刺激されてしまうことも。

疲れていても、なぜか目を離せない。
“見るつもりなかったのに、つい見てしまった”が、知らないうちに心をじわじわと削っているのかもしれません。

比較と自己否定のループ

「みんなキラキラしてる」「私は、なにもできてないかも…」
SNSを見ているとつい“他人と自分を比べてしまう“こともあるかもしれません。

SNSには“見せたい瞬間”だけが切り取られて流れてきます。
幸せそうな投稿、がんばっている姿、充実した日常…。
それらを見ているうちに、無意識のうちに「私はまだまだ」「全然ダメかも」と、自分にバツをつけてしまっていることも。

それぞれ違う時間を生きているだけなのに。
気づかぬうちに“他人のペース”に飲み込まれて、否定する必要のない自分を傷つけてしまうこともあるのです。

承認欲求への過敏な反応

「いいね」が少ないと不安になり、反応があるとホッとする。
でもすぐにまた、不安が顔を出すことも。

それは、“安心”というより一時的な「安堵」にすぎないからかもしれません。
SNSの反応はすぐに流れてしまうものです。

SNSが「自分の価値の証明」になってしまっていると感じたら、少しだけ画面から離れて深呼吸を。

“盛った自分”を演じてしまう

「もっと素敵に見せたい」「ちゃんとしてると思われたい」
そんなふうに“よく思われたい”と願うのは、誰にでもある自然な気持ち。
それ自体は悪いことではありません。

でも過剰になると、“現実の自分”とのギャップに、苦しくなることもあります。
“自分を偽ってまで存在証明しようとしてないかな?”と、そっと問いかけてみてもいいかもしれません。

無意識の依存

無意識にSNSを開いてしまう。気づけば、もう1時間もスクロールしていた…。
そんな“やめられない”感覚の背景には、脳内ホルモン「ドーパミン」の影響があると言われています。

SNSは、「いいね」「通知」「新しい情報」など、脳を刺激する“ごほうび”がたくさん。この快感がクセになり、ちょっとしたスキマ時間にも、つい手が伸びてしまいます。

ドーパミンは、“快感”そのものよりも、「得られるかもしれない」という“期待”で分泌されやすいと言われています。
だからこそ、次に何が出てくるか分からないSNSは、脳にとって刺激的。そのうち「気づけば開いてる」「理由もなく見てる」ようなクセになってしまうことも。

ちょうどいい距離を見つけるためのヒント

SNSとの付き合い方は、人それぞれ。
無理にやめなくても、“ちょうどいい距離感”を見つけることで、心がすっと軽くなることもあります。

  • “見る時間”を決めておく
  • “投稿しなきゃ”を手放す
  • “通知”をオフにする
  • “誰をフォローするか”を定期的に見直す
  • 「流れてくる情報」を見直してみる

“見る時間”を決めておく

気づいたら1時間以上スクロールしてた……となりやすいSNS。
「お昼休みの15分だけ」「夜ごはんのあとだけ」など、あらかじめ“見る時間”を決めておくだけでも、SNSとの距離感がぐっと整いやすくなります。

“投稿しなきゃ”を手放す

「せっかく出かけたし、何か投稿しないと。」そんなふうに感じたときは、一度深呼吸。

もちろん、楽しく投稿しているなら、それはすてきなこと。
もし“義務”のように感じているなら少し立ち止まってみてもいいかもしれません。

無理に発信しなくても、体験したことが“自分の中”に残っていれば、それでじゅうぶん。という考え方もあります。
“アピール”より“その場を味わう”を優先してみると、SNSとの向き合い方が少しずつ変わっていくかもしれません。

“通知”をオフにする

通知が鳴るたびにスマホを開いてしまうなら、いっそ通知はオフに。
必要なときにだけ自分から見にいくスタイルにすれば、情報に追われすぎず、気持ちに余白が生まれます。

“誰をフォローするか”を定期的に見直す

フォローしてる人たちの発信、今の自分にとって心地よいですか?
“昔の自分”が好きだったものが、今の自分にはしっくりこないことも。
定期的に「今の自分」にとっての心地よさを基準に、フォローの整理をしてみるのもおすすめです。

「流れてくる情報」を見直してみる

SNSは、見た投稿や検索した言葉に合わせて、似たような情報がどんどん流れてくるしくみ。
便利ですが、気づけば偏った世界に浸ってしまっていることもあります。

ネガティブな投稿が続くと、気分まで落ち込んでしまうことも。
そんなときは、思い切って「リセット」してみるのもひとつ。
フォローやいいね、検索履歴を見直すだけでも、流れてくる投稿が変わります。

“何を選んで見るか”は、自分の心を守るセルフケアのひとつ。
心がほっとする空間を、自分で整えていきましょう

おすすめをリセットする方法

外より“自分の内側”を感じる時間を楽しむ

今は、いつでもどこでも、誰かの意見や価値観に触れられる時代。
気づかないうちに、「こうあるべき」に引っ張られてしまうこともあるかもしれません。たまにはスマホを閉じて、少しだけ“内側”に目を向けてみるのもおすすめです。

たとえば、本を読んで、ふと心に残った言葉。
映画でなぜか涙がこぼれたシーン。
朝の光がきれいだったことや、風の匂いに立ち止まった瞬間。
そんなささいな“揺らぎ”にこそ、自分の感覚があらわれています。

なぜそう感じたか、なぜそう思ったのか。何が好きで、何が不快か。
これは、外に正解のない自分だけの答えです。

たっぷり内省する必要はありません。
ほんの少し、自分の感情に耳を澄ませるだけで、SNSとの心地よい距離感が、自然と見えてくるはずです。

さいごに

情報や刺激があふれる日々の中で、SNSとどう付き合っていくかは、誰にとっても小さなテーマかもしれません。

無理に全て切り離さなくても、ちょっとした意識の向け方ひとつで、心はふっと軽くなります。

自分にとってちょうどいい距離、ちょうどいい使い方を探しながら。 SNSに振り回されるのではなく、自分の感覚を大切にする時間が増えていきますように。

Oak OFFICIAL STORE(オーク)

https://o-a-k.jp/
03-6328-0600
InstagramInstagram LINELINE

column

← Older

  • 15:00までのご注文は即日発送
    (土日祝除く)

  • 8,000円以上で
    いつでも送料無料

  • SNS限定のお得な
    キャンペーン情報を配信

  • メール・SNSで
    ご相談受付中!

Follow us