はじめに
夏のおつまみとして定番の枝豆は、栄養が豊富な食材です。
現在、日本だけでなく海外でも「EDAMAME」として健康志向な方に好まれています。
本日のコラムでは、健康と美容に嬉しい成分が多く含まれている枝豆の魅力についてお伝えします。
枝豆とは?
枝豆とは、熟す前に収穫された大豆のことです。
青いうちに収穫されたものを「枝豆」、完熟して茶色くなってから収穫されたものを「大豆」と呼びます。
近年では、枝豆専用の品種と大豆専用の品種に分かれて栽培されることが多くなっています。
大豆は豆類に分類されるのに対し、枝豆は野菜類に分類されます。
枝豆は、豆特有の栄養を含みつつ、緑黄色野菜としての栄養素も含んでいるため、豆と野菜の良いとこ取りをした、とても優秀な食材です。
新鮮で美味しい枝豆の選び方
枝豆を購入する際は、鮮度が良いものを選びましょう。
時間が経つと甘みや風味、栄養素が失われるため、購入した日のうちに茹でて美味しさと栄養をキープしましょう。
枝付きで、葉の色が緑
枝付きの方が日持ちするので、できる限り枝付きのものがおすすめです。
枝に残っている葉が緑で新鮮なものは、鮮度が良い証拠です。
サヤが緑で毛がびっしり付いている
サヤが鮮やかな緑色で、毛がしっかりと立っている枝豆は鮮度が高いです。
サヤがふっくらとしている
サヤがふっくらとして、実が詰まっているものは美味しいとされています。
サヤが痩せているものは、実が小さく味が薄いことがあるので避けましょう。
枝豆の魅力的な栄養素
枝豆には豊富な栄養素が含まれています。
その代表的な栄養素の効果をご紹介していきます。
タンパク質
「畑の肉」と呼ばれる大豆のように、枝豆にも良質なタンパク質が含まれおります。
ゆでた枝豆100gに含まれるタンパク質は約11.5gです。
これは、タンパク質が豊富な卵(12.5g)に近い含有量です。
タンパク質は、筋肉や臓器、肌や髪の毛などのコラーゲンの合成を助け、ホルモンや酵素の生成にも関与します。
タンパク質不足は、肌荒れ、髪や爪のトラブル、冷え性、肩こり、腰痛、不妊、骨粗鬆症などあらゆる不調の原因となるので十分に摂取しましょう。
葉酸
枝豆は野菜の中でもトップクラスに葉酸を含んでいます。
ビタミンB群の一種である葉酸は、「細胞増殖」や、「血液をつくる」「タンパク質の合成」など、さまざまな働きを担っています。
葉酸は、水溶性のビタミンであり体の中に貯めておくことが出来ない栄養素です。そのため不足しないように摂取することが大切です。
葉酸が不足すると、貧血、足や舌の痺れ、味覚異常、動脈硬化などが現れます。
特に妊娠前〜妊娠中の女性に欠かせない栄養素です。
母体の健康維持とお腹の赤ちゃんの発育に重要な役割を持つため、葉酸が不足しがちな妊娠前後は、より意識して摂ることが推奨されています。
食物繊維
枝豆には、不溶性の食物繊維がキャベツの2.5倍含まれています。
これによりスムーズな排便を促す働きがあります。
近年では血糖値上昇の制御、血中コレステロール濃度の低下にも効果があることが分かっています。
メチオニン
必須アミノ酸の一つであるメチオニンはアルコールの分解を促します。
肝臓の機能を助け、二日酔いを予防する効果が期待できます。
枝豆がおつまみとして親しまれているのは、理にかなっているという事です。
鉄・亜鉛・マンガン
枝豆はほうれん草より多くの鉄分を含む野菜です。
鉄には、体内に吸収されやすい「ヘム鉄」と、吸収されにくい「非ヘム鉄」があります。
枝豆は非ヘム鉄のため、動物性タンパク質やビタミンCを含む食品と一緒に食べることで、吸収率がUPします。
鉄は貧血対策には欠かせない重要な栄養素です。
特に生理がある女性は貧血になりやすいため、鉄分を積極的に摂取する必要があります。
また、鉄分は汗とともに排出されるので、夏の時期はより貧血に注意が必要です。
さいごに
枝豆には、美容と健康に嬉しい、さまざまな栄養素が含まれています。
採れたての国産枝豆が手に入るのは7〜9月の間のみです。
手軽な冷凍も便利ですが、是非この時期の枝豆の美味しさと、たっぷりの栄養を楽しんでくださいね。
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参考
https://furunavi.jp/discovery/knowledge_food/202108-green-soybeans/
https://imamura-hospital.jp/pages/61/detail=1/b_id=259/r_id=184/